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2009/06/07

お知らせ新型インフルエンザへの対応について−感染症指定医療施設としての姫路赤十字病院の取組み−

診察用テントを設置

診察用テントを設置

診察テントの内装

診察テントの内装

姫路赤十字病院は、姫路市内唯一の感染症指定医療施設であり、昨年には鳥インフルエンザ擬似症患者の受入れなどへの取組みを経験していました。

このたび、4月28日に新型インフルエンザにかかるWHO(世界保健機構)からの警戒レベルフェーズ4の発表を受け、当院では、さっそく新型インフルエンザ対策マニュアルの確認や見直し、診察用テントを設置するなどいたしました。さらには多数の感染患者さんが発生した場合に備えて、感染病床を確保するため内科の新患者さんには外科病棟へ入院していただくなど、病棟単位で対応する対策を講じると共に、病院の全職員に新型インフルエンザ対策についての説明会を行うなど感染患者さんの受入れ態勢等についても万全を期しました。

保健所との協議や医師会との会議などがあわただしく行われる中、5月16日未明に兵庫県で渡航歴のない感染患者さんが出たという情報が全国に報じられ、空港検疫で国内発生が防げるかもしれないというこれまでの淡い期待は見事に裏切られました。

そこで、保健所からの要請で5月7日から設置していた専用外来では、病院入口での発熱患者さんへのトリアージや発熱相談センターからの診察依頼、そして一例の新型インフルエンザ確定患者さんの受入れなど時々刻々と状況が変化し、症例定義すら変更されていく中、内科小児科のスタッフ、看護部、検査部、事務部が一体となって対応にあたり、新型インフルエンザ以外の病院機能についても混乱をおこすことなく維持することができました。

これには、新型インフルエンザの病原性が現状では低いことや神戸市では数日間でまん延期と言っていい状況になったことで、姫路市では早期から夜間急病センターや開業医が一般の発熱患者さんの診療を担っていただいたことも大きな要因と考えています。

この5月に設置した専用外来の利用者数(5月末日現在)は60件以上、電話でのお問い合わせも60件以上にのぼりました。

そして、6月3日には、ようやく待望の「ひょうご安心宣言」にいたりました。

今後は、救急外来と一体となった感染症病床の構造的問題、小児救急や産科医療など姫路市において当院が担っている役割を維持しつつ、新型インフルエンザに対応しなけばならないジレンマなど課題も山積しておりますが、このたびの取組みの中で得た課題や経験は、近い将来発生が危惧されている強い病原性をもった新型インフルエンザ対策への貴重な体験になったと考えています。

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