No.9 在宅勤務は続くよこれからも – 日本赤十字社 兵庫県支部

事務局長の窓

No.9 在宅勤務は続くよこれからも

2020年6月15日 掲載

日本赤十字社兵庫県支部事務局長 大久保博章

兵庫県での緊急事態宣言が解除されて、間もなく1か月。在宅勤務が推奨され、劇的なほど空いていた通勤電車は、何事もなかったかのように3か月前に戻っている。朝の出勤時は、まだ比較的空いているものの、夕刻の時間帯は、ソーシャルディスタンスなんて関係なし、依然よりも混雑が激しいようにも感じる。在宅勤務が減って出勤が元に戻ったものの、飲み会が減って、まっすぐ帰宅する会社員が増えていることが原因かもしれない。

緊急事態宣言中に、もう元には戻れないと言っていた世論も在宅勤務推奨に対するトーンが少しずつ低くなってきているようにも感じる。欧州では在宅勤務が標準になりつつあり、日本でも企業によっては、管理部門だけでなく製造現場でも進んでいるところがある。一方、官公庁では、一向に進んでいないようであるが、要は在宅勤務に対する本気度の違いではないだろうか。

兵庫県支部では、3月から週1日、4月と5月は週2日実施してきた在宅勤務を6月からも週1日として引き続き取り組むこととしている。今までの在宅勤務でやっと慣れたWEB会議の活用。集中してできる資料作成。外部の方々との協議についても在宅でやるほうが効果が高いこともあるだろう。何より通勤にかかる時間を有効に活用できる。そのためにもWEBツールや環境整備にも力を入れていきたい。

在宅勤務を進めるためには、文書の電子化が不可欠となる。それは文書量の削減、オフィススペースの削減のみならず、事務局体制の在り方まで、大きな変化が避けられない。

せっかくの時代の変化を前向きにとらえて、決して元に戻ることなく効率的な支部事務局の運営を図っていきたい。