No.23 緊急事態宣言が終わらない – 日本赤十字社 兵庫県支部

事務局長の窓

No.23 緊急事態宣言が終わらない

2021年2月4日 掲載

日本赤十字社兵庫県支部事務局長 大久保博章

1月14日に発せられたコロナウイルスの緊急事態宣言。当初2月7日までであった期限が1か月延長された。

支部では、県からの出勤7割削減要請に対応し、職員の最低週2日の在宅勤務を実施、健康管理にも最大限の注意を払っている。しかしながら日本赤十字社においても、本社や他の支部で陽性の職員が出るなど、身近にその感染が迫っていることをひしひしと感じる。

2月の職員会議では、全職員が緊急事態宣言への対応としての在宅勤務、健康管理に苦労していることを語ってくれた。
オンラインシステムの活用によって、家でも通常の資料作成はできるが、会計システムや会員管理システムが接続されておらず、出勤しなければならないこと。他の施設との連絡、県からの書類が紙で送られてくるので、オンライン対応できないこと。また、自主学習できてありがたい、長時間通勤がなくなり家庭生活に有効活用できているといった意見のほか、集中できない、運動不足になる、暖房費が結構かかるなど、素直な意見が出された。
こういった課題には、一つ一つしっかりとした対応を考えていかねばならない。

一方で、在宅勤務をしっかりやってもらうために、職員全員にWEBカメラとヘッドフォンを購入し、毎朝10分程度、ZOOMを使って在宅と出勤の職員で課内WEB会議を行ってもらうことにした。
また、自宅だけでなく、三木市にある災害救護支援センターや県のリモートワーク施設も活用してもらうことにした。これは、災害時を想定した訓練にもなるので、この機をとらえて、積極的に行っていきたいと思う。
昨年4月の緊急事態宣言時に比べ、電子決裁も格段に利用件数が増えてきた。結局、これも慣れの問題、これからも基本は電子決裁で行こうと考えている。

ところで、このコロナ禍でマスクの着用、手洗いとうがいの励行によって、この冬、いまだ職員の誰も風邪をひいていないことは驚きだ。今しばらく続きそうな緊急事態宣言、この機会を前向きにとらえて支部を運営していこうと思う。