No.52 日本赤十字社の社長、副社長が交代しました – 日本赤十字社 兵庫県支部

事務局長の窓

No.52 日本赤十字社の社長、副社長が交代しました

2022年7月13日 掲載

日本赤十字社兵庫県支部事務局長 大久保博章

去る6月24日に開催された第100回代議員会において、大塚義治社長と富田博樹副社長が退任され、後任の社長として清家篤氏(元慶応義塾長)、副社長として鈴木俊彦氏(元厚生労働事務次官)が選出された。

大塚社長は、平成17年4月から14年余り副社長を務められ、令和元年7月に社長に就任、1期3年間務められた。この間、兵庫県内の各管内施設にも訪問いただき、支部のことも気にかけていただいた。本年10月に神戸で開催される「ぼうさいこくたい」にお越しになり、ゆっくりとお話できると思っていただけに、残念でならない。

個人的にも、私が兵庫県庁を退職し、支部に就職するにあたって、本社応接室で面談していただいた。その際、穏やかな口調で、「支部の事務局長は、県のOBポストではない。日本赤十字社の職員として、しっかり職責を果たしてほしい。」と話されたことが、今も心に残っている。

その後も、全国事務局長会議や、日赤紺綬・有功会会長協議会の懇談会など、何度もお話する機会があったが、常に管内施設の状況、支部の状況をお尋ねいただき、激励いただいたことに感謝したい。社長退任後も、一赤十字人として活動したいとの挨拶があったが、今後ともご指導をお願いしたいと思っている。

7月1日から、新たに清家社長、鈴木副社長の日本赤十字社体制が始まった。日本赤十字社の本社と支部との関係は、ほとんどの支部で知事が支部長に就任していることからも、一般企業の本社と支店の関係とは、大きく異なる。国と県との関係とも異なる。ある人は、幕藩体制というし、支部はフランチャイズという人もいる。共通しているのは、支部には予算、人事に一定の独立性があり、本社と支部が協力することなしに何ごとも進まないということである。

新体制となった、日本赤十字社の一員として、改めて県民の皆様に信頼され、期待に応えられる活動を進めていこうと考えている。