No.53 まだまだコロナが収まらない – 日本赤十字社 兵庫県支部

事務局長の窓

No.53 まだまだコロナが収まらない

2022年8月25日 掲載

日本赤十字社兵庫県支部事務局長 大久保博章

新型コロナウイルス感染症が流行り出してから、早や2年半。当初から収束まで2年はかかると言われていたが、まだまだ収まる気配がない。今は第7波の真っ最中である。
県内においても、連日1万人を超える新規感染者が報告され、8月22日までの感染者の合計は82万人を超えている。県人口に比して、15%超とまさに、誰が感染しても不思議ではない状況である。

かくいう私も、8月1日に発熱、咳が出て、10日まで特別休暇をいただいた。外出時のマスク、手洗い、うがいは励行していたが、いつどこで感染したのかはわからない。ただ発症が月曜日の朝で、土日は、誰とも会っていないので、妻以外に濃厚接触者がいないことが不幸中の幸いであった。
3日ほどで、熱が下がり、咳は若干長引いたが、お盆明けには通常勤務できるようになった。コロナに感染して、困ったこと。それは、発熱外来に電話をかけても、どこも予約で一杯、または電話がつながらず、結局、市販の解熱薬を飲んで、安静にしているしかなかったことである。
このため、コロナかどうかの検査はしていない。3日遅れで発熱した妻が検査キットで確認したら陽性反応がでたので、私も陽性であることは間違いないが・・・。

支部事務局でも、職員22名のうち私以外にも2名が家族から感染、県内施設でも感染が増えている。神戸、姫路、多可の各病院や血液センターでも職員の感染が増えている中で、ギリギリの状態で業務をこなしている。
まさに3か月前では、想像できない、”周りは普通にコロナ”の状況である。
経済を回すことも大切であるから、ウイズコロナの時代に、どのような赤十字活動を行っていくか、まさに赤十字の真価が問われている。

秋の訪れとともに、予定されている多くの行事。手始めに、9月4日には多可町で県の合同防災訓練が予定されており、下旬には、舞鶴で第八管区海上保安本部との合同訓練がある。そして10月には、近畿で初めての「ぼうさいこくたい」がHAT神戸で予定されている。ウイズコロナの時代にふさわしい訓練、大会になるよう、しっかりと準備を進めていきたい。