No.66 “令和5年 全国赤十字大会に出席しました” – 日本赤十字社 兵庫県支部

事務局長の窓

No.66 “令和5年 全国赤十字大会に出席しました”

2023年5月23日 掲載

事務局長 大久保博章

夏のような太陽が照り付ける5月18日、今年も東京の明治神宮会館で全国赤十字大会が開催された。

参会者が基本的にマスク着用となっていることを除けば、4年前の令和元年の赤十字大会と同じ。全国からの参会者と関係者を合わせると2000人規模の大会である。

兵庫県支部からも奉仕団委員長や有功会会長、地区分区担当者をはじめ42名が参加した。

大会では、昨年就任された清家社長挨拶の後、名誉総裁である皇后陛下から赤十字活動に貢献した個人や団体代表13名に有功章が授与された。

その後、2名の方が実践活動の報告を行った。一人目は本社国際救援課の矢田結主事。「ウクライナ人道危機~終わりの見えない紛争に生きる人びとに寄り添って~」と題して、日本赤十字社のウクライナ支援の現状と今後の決意であった。二人目は千葉県立高校JRC同好会の松本有紗さん。「非接触でボランティア活動継続中~学校のある地域のためにできること~」と題して、高校生活の中での日々の青少年赤十字活動状況であった。ともに10分という短い時間であったが、国内外で、一生懸命赤十字活動を行っている様子がひしひしと伝わってくる。兵庫県支部も頑張らねば、という気持ちが沸いてくる。

通常なら、最後に「あこがれの赤十字」合唱で式典は終了となるところであるが、今年は、その前に日本赤十字社のアンバサダーである上白石萌音さんがサプライズ登場。「赤十字の救護職員とお話をしたとき、一番うれしいのは、その月が終わって、今月も出番がなかった時ですという言葉に感動しました。赤十字は、世界各地域をはじめ、苦しんでいる人々を救うため365日動いている。私も応援しています。」とのエールをいただいた。その後、彼女は、会館出口で、名誉総裁から「とても立派でした」とお声かけいただいたそうだ。

多くの方に支えられている赤十字。大会の時間は1時間と短い時間であったが、参会者全員の心に彼女の応援メッセージが響いたことだろう。

さあ、これからも頑張ろう。