No.61 「10年後の自分」について考えました – 日本赤十字社 兵庫県支部

事務局長の窓

No.61 「10年後の自分」について考えました

2023年2月7日 掲載

事務局長 大久保博章

1月は往ぬる、2月は逃げる、3月去る。昔から年明けの3か月はあっという間に過ぎるとのことわざどおり、もう2月も半ば。立春も過ぎ、梅の花の便りが聞かれるようになった。

年齢を重ねるごとに、時間が短く感じるようになるが、それにしてもここ数年、月日が過ぎるのが早く感じられる。日赤に就職して早や5年。こんな調子だと10年もあっという間だなという気持ちもあり、2月の職員会議では、「10年後の私」として、職員に1分間スピーチをしてもらった。

今後ますます進むであろうIT化の波に乗り遅れないように仕事をすること、家族から、子供から、後輩からかっこよく思われる人でありたい、夫婦円満第1、楽しいおじさんでありたい等、仕事やプライベート、家族など、様々な話をしてもらった。

10年後の自分を考えるとき、人は皆、10年前の自分を考える。あの時は、こうだったから、10年後は、こうだろう、こうなりたいと。今を起点に考えると20年の歳月が流れているのだから、時代も大きく変化し、家族も友人も変わっていることと思う。10年前には想像すらしなかった状況になっていてもおかしくない。

私自身、10年前は県職員として産業労働の仕事をしていた。たまに献血に行ったりしていたが、赤十字病院に行ったこともないし、AEDの講習も受けたことがなかった。防災訓練に行ったこともなく、赤十字とはほぼ無縁であった。そんな私が、今ここにいる。そして10年後は74歳。とっくに年金生活に入っていると思うが、日赤との関係は持ち続けたいと思う。日赤有功会の総会や旅行、交流会への参加や活動資金への協力等。そのためにも健康第一。どんな形であれ、いつまでも苦しんでいる人たちを救う活動を続けていきたい。